熊本県荒尾市の整形外科

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足の親指が痛いです!痛風とは!!

「痛風」という名前の由来は、「風が吹くだけでも痛い」という言葉から名付けられたそうですが、発作が起こると耐え難いほどの痛みが起こるようです(´;ω;`)今回は痛風についてつぶやいてみようと思います(´・ω・`)

痛風についての理解と対策

痛風とは?
痛風(つうふう)は、関節に急激な痛みと炎症を引き起こす疾患で、主に足の親指の関節で発症します。痛風発作と呼ばれるこの急な痛みは、尿酸が体内に蓄積し、関節に結晶を形成することで起こります。痛風は一度発症すると再発しやすく、放置すると慢性化する可能性があります。

痛風の原因
痛風の主な原因は、体内の尿酸濃度が高くなることです。尿酸は、体がプリン体という物質を分解するときに生成されます。尿酸が過剰に生成されたり、腎臓が尿酸を十分に排泄できなかったりすると、体内の尿酸が高くなり、関節に結晶として蓄積します。具体的な要因としては、以下のものがあります。

  • 食生活: 肉類や魚介類、アルコール(特にビール)はプリン体が多く含まれており、尿酸値を上昇させます。
  • 肥満: 体重が増加すると、尿酸の生成が増加し、尿酸の排泄が低下します。
  • 遺伝: 家族に痛風の患者がいる場合、その遺伝的要因がリスクを高めます。
  • その他の疾患: 糖尿病や高血圧など、他の病気も痛風を引き起こす可能性があります。

痛風の症状
痛風発作の典型的な症状は、特定の関節(多くの場合、足の親指の関節)に突然の激しい痛み、赤み、腫れを伴います。痛みは数時間から数日間続くことがあり、発作の初期段階では痛みが夜間に悪化することがよくあります。発作が治まった後も、関節に違和感や軽い痛みが残ることがあります。

痛風の予防と管理
痛風を予防し、発作の頻度を減らすためには、生活習慣の改善が重要です。以下の点に気を付けることで、痛風のリスクを減らすことができます。

  1. バランスの取れた食事
    プリン体を多く含む食品を避け、野菜や果物、全粒穀物を中心とした食事を心がけましょう。また、適度な水分補給を行い、体内の尿酸を排出しやすくすることも大切です。
  2. アルコール摂取の制限
    アルコールは尿酸値を上昇させるため、特にビールや強いお酒の摂取を控えることが推奨されます。
  3. 運動と体重管理
    適度な運動を取り入れ、肥満を防ぐことが痛風の予防につながります。運動により新陳代謝が促進され、尿酸の生成が抑えられます。
  4. 薬物療法
    痛風の発作は尿酸値が低下することで起こるため、発作時は基本的に鎮痛剤で経過観察をします。その後、尿酸値を低下させる薬が使用されます。発作が頻繁に起こる場合、医師と相談して適切な薬を処方してもらいましょう。

まとめ
痛風は、生活習慣の改善や薬物療法によって予防・管理が可能な疾患です。早期に対処することで、痛みや合併症のリスクを軽減することができます。痛風の予防には、バランスの取れた食生活や定期的な運動、適度な体重管理が大切です。また、痛風の兆候を感じた場合は、早めに医師の診察を受けることが重要です。これからも健康な生活を続け、痛風に悩まされない日々を送りましょう\(^o^)/!

関 昭秀

関 昭秀

初めまして、関 昭秀と申します。昨年度までは大牟田天領病院に勤務し、2024年4月より関整形外科の常勤医師として就任いたしました(火曜昼~水曜日は不在にしております)。  地元である荒尾に帰り、地域医療に貢献することを目標として研鑽を積んでまいりました。整形外科全般は勿論習得しておりますが、天領病院では、膝関節、腰、外傷、骨粗鬆症などを多く経験してまいりました。また整形外科以外の知識も多少あり、相談相手に困った時なども気軽に相談していただければと思います。

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