土踏まずは足の裏のくぼんだ所で、地面につかない事が由来になっているそうです。地面に足がついてないのに何の役にたってるの??と思う方もいるのではないでしょうか??でも実は重要な役割を持っているのです(‘ω’)ノ今回は土踏まずについてつぶやいてみようと思います。
人間の足は26個の骨と筋肉に支えられてアーチ構造(橋やトンネルのような半円形の構造)になってます。 土踏まずのアーチ構造は上からの力に強く、人間が立位や歩行できるのはアーチ構造(≒土踏まず)のおかげなのです(。-`ω-)
なぜアーチ構造が強いのか?についてどうやって説明しようか悩み、細長い紙で2パターンの橋を作ってみました(*^-^*)
まず、アーチ構造の橋(紙)にカッターを載せてみましたがカッターの重さくらいなら構造を保ったままいられます(上左右図)。次にそのままのフラットな状態で置いた橋(紙)にカッターを置くと、たわむんですよね~(。-`ω-)(←当たり前やん)(下左右図)
アーチ構造の方が同じ素材なら重たいものを支えられるということなんですが、物理的なお話になるとアーチ構造の方が鉛直反力の他に水平反力もかかり安定する・・・((+_+))と言われるとわかりにくいので、荷重をアーチ構造により横にも逸らしてくれるという考えの方がわかりやすいかもしれません(‘ω’)
ちなみに熊本県民ならおなじみの「通潤橋」も日本最大のアーチ式水路橋で有名ですね。
土踏まずのアーチ構造とは
話は戻りますが、足のアーチは、足の内部に存在する骨、筋肉、靭帯が連携して形成されています。このアーチは3つに分類されます:
- 内側縦アーチ(土踏まず):足の内側に位置し、特に土踏まずと呼ばれる部分です。この部分は、衝撃吸収や重量サポートに大きく関わっています。
- 外側縦アーチ:足の外側に位置し、内側よりやや低めです。内側同様に安定性に関わります。
- 横アーチ:足の甲にある親指の付け根と小指の付け根を結ぶドーム型のアーチです。これにより、足が広がりやすくなり、体重分散が行われます。
これらのアーチは、足にかかる力を分散させ、歩行や走行の際の衝撃を緩和します。また、アーチが正常に機能することで、姿勢の安定性も保たれ、足全体のバランスが取れます。
土踏まずの役割
土踏まずのアーチ構造は、以下のような役割を持っています:
- 衝撃吸収:歩行や走行の際、床からの衝撃を吸収し、足や体全体に伝わる力を軽減します。
- 体重の分散:足裏全体に均等に体重を分散することで、特定の部位への負担を軽減します。
- 安定性:足のアーチが安定していることで、姿勢が安定し、歩行や走行のバランスが保たれます。
- エネルギーの効率的な利用:アーチがたわむことでバネのような効果が生まれ、歩行や走行の際にエネルギーを効率よく利用でき、疲れにくくなります。
アーチ構造の低下と問題
しかし、アーチが低下する(扁平足など)と、これらの役割がうまく機能しなくなり、様々な問題が発生することがあります。
- 足の痛みや疲労
- 足首や膝の不安定感
- 姿勢の崩れや腰痛
- 歩行や走行のパフォーマンス低下
アーチが低下する原因には、加齢、肥満、遺伝による問題、筋力の低下などが挙げられます。
土踏まずのアーチをケアする方法
- ストレッチと筋トレ
土を踏まずのアーチを支える筋肉を強化することが大切です。タオルギャザー(タオルを足の指でつかんでる引き寄せ運動)や、足指のストレッチが効果的です。また、ふくらはぎのストレッチも行うことで、足全体の柔軟性が向上し、アーチが支えられやすくなります。 - 正しいシューズの選択
アーチをサポートするインソールや、足の形に合ったシューズを選ぶことで、土踏まずの負担を軽減できます。 特に、歩行やランニングをする際には、衝撃吸収性の高いシューズを選ぶと良いでしょう。 - 医療用インソールの使用
扁平足やアーチの低下が原因で足に痛みを感じる場合は、医療用インソール(矯正用インソール)を使用することも効果的です。専門家によるカスタムメイドのインソールは、足のアーチを正しくサポートし、痛みの軽減に繋がります。
タオルギャザー:タオルを床において足の指の力で引き寄せ、手繰り寄せるようにする運動。足裏の筋肉トレーニングやストレッチに有効。他にもビー玉をつかんで離す運動などもあります。
まとめ
土踏まずのアーチ構造は、私たちが快適に動くために不可欠な重要な役割を果たしています。 アーチの低下を防ぐためには、日頃からのケアやトレーニングが大切です。ストレッチ・筋トレ、医療用インソールの活用など、日々の生活でアーチを意識したケアを取り入れることで、健康な足を目指しましょう(*^-^*)
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