〇〇番薬効あり!!
以前、江戸時代に飛ぶ外科医のドラマがありましたが、その中に抗生剤を生み出した話がありました。あの話好きなんですよね~(*’ω’*)。前回寒天培地による細菌培養の実験もしてみましたが、今回は手から培養した細菌から抗生物質の効き目について実験してみました。
そもそも抗生物質(抗生剤)とは?
抗生物質(抗生剤)とは、主に細菌が原因となる感染症を治療するために使用される薬のことです。 抗生物質や抗菌剤とも呼ばれ、細菌の増殖を抑えたり、細菌を殺す働きを持っています。抗生物質にはさまざまな種類があり、対象とする細菌の種類や作用のメカニズムによって分けられます。例えば、ペニシリン系、セフェム系、マクロライド系など色々なものがあります。これらの抗生剤は菌の種類や耐性などを考慮し、検討されます。ちなみに以前のつぶやきにも書いてますが、ウイルスには効かないんですよね~(´・ω・)
早速実験
まずは前回同様寒天培地を作成します。まず、注意しないといけないのは他の菌が混ざったりすること(コンタミネーション(コンタミ);混入や汚染など)ですが、複数の菌やカビがはいると失敗する恐れがあります。
前回作成した手の培地の細菌コロニー(細菌の集まり)から細菌を採取します。本来なら白金耳(ニクロム、白金を用いて作った道具)で採取しますが、細いワイヤーをねじって先端にわっかを残して作りました。先端側を広くバーナーで熱して殺菌し、菌を採取し、新しい寒天培地に薄く広く塗り広げます。
広げた後に中央に抗生物質(期限切れで処分用の薬剤をつかいました(‘ω’)ノ)を円形の和紙にしみこませ、寒天培地の真ん中に留置し、35℃~38℃程度を維持して経過監観察しました。結果は写真通りです(‘ω’)
おお!!まさに「〇〇番薬効あり!!」(←ネタがわからない方は受診した時にでもで聞いてください)
わかりやすく色を付けてみました(‘ω’)ノ和紙の周囲には菌が生育しない範囲が出現し、境界が出現します。この境界を阻止円といいます。この阻止円の大きさで抗生物質の効果があったかどうかを判断し、細菌にどの抗生物質が効くのかを判定します。
まとめ
今回は理想的な結果になりました(‘ω’)。ただし、あくまで家でもできるレベルの方法で行ったので、実際の病院や検査センターではもっと清潔な環境、適切な道具や手技、機械を用いて行います。もしかしたら、私の知らないだけで最近はもっとすごい検査などもあるのかもしれません。
各種検査(画像、血液、細菌など)の正確な検査結果が適切な判断に結びつき、適切な治療につながります。医学の進歩と適切な検査・技術者によって、私たちは患者様の治療だできているのだと改めて感じます( ..)φメモメモ
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