整形外科、外傷の基本とは?
暑い日が続き、熱中症も増えてきています。先日、僕も暑い中作業して気分が悪くなりました(;_;)
皆様も熱中症に気をつけましょう。さて、話は変わりますが、暑さにかかわらず、ケガで整形外科を受診する方は多いです。今回は打撲や捻挫、骨折などのいわゆる外傷の基本について書いてみようと思います。
RICEってなに??
外傷診療の基本に古くから??(すいませんいつ頃から言われているかはわかりません(*_*)) RICE(ライス)という考えがあります。上のイラストにおいしそうなご飯を食べている猫さんがいますが、「ごはん(ライス)」ではありません(‘ω’)
RICE(ライス)は外傷による内出血をコントロールし、損傷の広がりを抑える働きがあります。外傷後の考え方として重要であり、それぞれの頭文字をとってRICEといいます。では具体的にはどのような内容なのでしょうか?
R:Rest(安静):捻挫や骨折した部位などを安定化させ、損傷の広がりを抑えることです。病院で行う、ギプスなどの固定がこれに値します。損傷部位を休ませるが大事ということです。
I:Icing(冷却):痛めた部位を冷やすことです。血流の増加と炎症の広がりを抑制し、腫れを引かせます。人によって意見は異なりますが、私の場合は長期間当てても冷たくないようなもの(たとえば氷のう、氷枕、タオルで包んで冷たすぎないようにしたもの)などを当てておくようにお伝えします。
C:Compression(圧迫):痛めた部位やケガした部位を弾性包帯(伸びる包帯)などで圧迫することです。ケガした部位を抑えると止血の効果も期待でしますが、包帯は締めすぎると症状を悪化させたり、麻痺につながる恐れもあるため、慣れてない方は自分でしない方がよいでしょう。
E:Elevation(挙上):心臓より高い位置に痛めた部位を挙上することで、血流を低下させ、腫脹を軽減します。
以上がRICEであり、古くからある?外傷の基本対応の考え方の1つです。すべての状況に当てはまるわけではないので、診察の際に病院の先生からどのように過ごした方が良いのかなどはちゃんと聞いておきましょう(^^)/
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