熊本県荒尾市の整形外科

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けがしたときは?~気になる正しい対処法~

今まで整形外科で傷の処置をたくさんさせていただきましたが、色々な方法で処置をされて病院の受診をされている方多いです。

一番治療に難渋したのは、深い刺し傷がある状態で、創部をそのまま洗ったりせず、薄オレンジ色のぷよぷよした「ハイドロコロイド」と言う成分が使われている被覆材(ドレッシング材)を使っていた方でしたが、創部の深いところで感染を起こし、手術になった方もいました。

比較的記憶に新しい症例はニラを巻いて病院に受診された方がいたことは今でも印象に残っています。
多い方で、そのまま消毒や赤チンキを塗って来る方もいましたが、実際にどの処置が正解なのでしょうか?

色々と意見は分かれるかもしれませんが、傷の処置の大前提は「まず異物を残さないこと」だと考えます。
なので、浅い擦り傷なのであれば、消毒などよりもまずはしっかり水道水(日本の水はきれい)で洗いましょう!ただし、深い傷の場合は異物が中まで入ることもありますので、悩むときは表面だけ水で流して病院受診は望ましいと考えます。

消毒するのはそのあとですが、過度な消毒やかさぶたをはがすように処置すると傷の治りを悪くするので、気をつけましょう。わからないことがあれば気軽にご相談下さい。

関 昭秀

関 昭秀

初めまして、関 昭秀と申します。昨年度までは大牟田天領病院に勤務し、2024年4月より関整形外科の常勤医師として就任いたしました(火曜昼~水曜日は不在にしております)。  地元である荒尾に帰り、地域医療に貢献することを目標として研鑽を積んでまいりました。整形外科全般は勿論習得しておりますが、天領病院では、膝関節、腰、外傷、骨粗鬆症などを多く経験してまいりました。また整形外科以外の知識も多少あり、相談相手に困った時なども気軽に相談していただければと思います。

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